肩の痛みの症状⑨~テニス中の肩の痛み、肘のハリ 40代男性~
以前から趣味でテニスをしていたが、コロナ禍でしばらく半年以上プレーをしていなかった。1ヶ月前からテニスを再開したところ、サーブのときや、フォアハンドで打つときなどに右肩に軽い痛みが出る。プレーを続けていると徐々に右肘の内側あたりにもハリなどを感じるようになってくる。プレー後は翌日にかけて右肩に違和感がでる。
整形外科でレントゲンを撮影してもらったが、関節には異常はないと言われた。
また、この1年ほど在宅勤務(テレワーク)が中心になって肩こりが酷くなってきたのも気になっている
来院時の症状
左右とも頚肩が前に丸まっている猫背のような姿勢
右腕を前から上げる動作や後ろに引く動作の可動域が少なく痛みと違和感が出る
右の胸、上腕から指までの筋肉の緊張が強い
施術後の経過
初回の施術では慢性的な姿勢の悪さの改善と肩から腕にかけての筋緊張の軽減を中心に施術。また、セルフケアとして腕、肩のストレッチやウォームアップなどを指導。
2回目来院時で、テニスのプレー中の肩の違和感、痛みは出なくなっていた。プレー後の違和感、ハリが多少出る程度。
3回目以降は、テニス中の症状はほぼ消失。たまに違和感が出るが、翌日には気にならない程度。
担当者のコメント
テレワーク(在宅勤務)や外出自粛などで運動習慣が途切れてしまったり、日々の活動量が減ってしまっている人が大変多くいらっしゃいます。このケースでもコロナ禍でテニスをプレーできず、運動不足や猫背の悪化もあって頚肩の可動域が減少、肩こりも悪化していました。可動域が少ない状態で久しぶりにプレーした事がテニス中の肩、肘の痛みに繋がっていたと考えらえます。
運動を再開するときも、まずはご自身のコンディションを整えて、バランスのいい身体で行うことが怪我や痛みの予防には大切です。